ionicons-v5-m

INTRODUCTION

本作は、無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分間を描くリアルタイム進行形サスペンス。ハリウッド俳優<モーガン・フリーマン>が、人種差別を扱い、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞ノミネート実績がある『インビクタス』のプロデューサー<ロリ・マクレアリー>とタッグを組み、製作総指揮を担った。モーガンは、「この映画は、法執行官がいかに間違ったアプローチをしているかを真にドラマチックに描いたものです。そして、この事実を広めることが私たちにできる最善の方法だと思います。」と語っている。
映画批評サイト「ロッテントマト」では批評家97%、観客85%と最高の評価を獲得。主演のフランキー・フェイソンは実在した人物を演じ、手に汗握る熱演で、アカデミー賞の前哨戦であるゴッサム賞で最優秀主演男優賞を受賞。さらに、衝撃的な内容が様々な議論を呼び起こし、各国の映画祭で圧倒的な存在感を残した。メディアからも「俳優たちの生々しい演技に目を奪われ、心をかき乱されるストーリー」や「まさに灼熱の告発」、「恐ろしく、力強く、生涯忘れられないほどの名作」のなど絶賛の声が続出している。

STORY

2011年11月19日午前5時22分。双極性障害(躁うつ病)を患う黒人の元海兵隊員ケネス・チェンバレンは医療用通報装置を誤作動してしまった。その後まもなく、白人の警官が到着した。ケネスは緊急事態ではなく、間違いであると伝えたにも関わらず、警官には聞き入れてもらえない。家のドアを開けるのを拒むケネスに対して、警官は不信感を抱き、更には差別的な表現で侮辱し始める。そして、警官到着から90分後の午前7時、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれ、死亡する。何の罪も犯していないケネスは、なぜ警官に殺されなければならなかったのか。今こそ知るべき世界の実態がここにある。

REVIEWS

時間が経つほど、
フェイソンの演技に胸が張り裂けそうになる
――NEW YORK TIMES
撮影、編集、演技すべてによって、
恐ろしく、力強く、生涯忘れられないほどの名作
――WARDS RADAR
見事な作品に、
胸打たれ、誰しも観るべき価値がある物語
――ROGEREBERT.COM
撮わずか1時間23分の中に、
サスペンスと悲しみが詰め込まれた傑作
――A.V. CLUB
恐怖が一瞬一瞬を支配し、
フェイソンの素晴らしい演技に胸打たれる
――AUSTIN CHRONICLE
俳優たちの生々しい演技に目を奪われ、
心をかき乱されるストーリー
――FILM THREAT
観る者の血を沸騰させる
――CINEMOVIE.TV
2021年で最も強烈な映画
――BOSTON HASSLE
フェイソンの素晴らしい演技によって、
恐怖を誘う映画
――VARIETY
観終わった後も、観客の心を離さない
――NNPA NEWSWIRE

CAST

フランキー・フェイソン
(ケネス・チェンバレン)
1949年6月10日生まれ。1980年『パーマネント・バケーション』でスクリーンデビュー。経験豊かな俳優であり、これまで100本以上の映画、声優、テレビ番組、舞台演劇に出演してきた。TVシリーズ「Thirteen Conversations About One Thing」ではフロリダ映画批評家協会賞最優秀アンサンブルキャスト賞を受賞。更に、TVシリーズ「An American Girl Story: Melody 1963 - Love Has to Win」ではキッドスクリーン賞で最優秀演技賞を受賞するなど演技に定評がある。本作では、実在した人物、ケネス・チェンバレンを演じ、ゴッサム賞受賞、インディペンデント・スピリット賞ノミネートを果たすなど、魂が込められた熱演は見逃せない。
エンリコ・ナターレ
(ロッシ)
エンリコはわずか20年未満の間に、数え切れないほどの長編映画、短編映画、テレビ番組、コマーシャル、ウェブシリーズ、ミュージックビデオを製作、監督、脚本を手掛けてきた。
本作で彼は白人警察官としての出演だけでなく、製作、編集も手掛けた。
アニカ・ノニ・ローズ
(キャンディス・ウェイド)※声のみ出演
1972年9月6日生まれ。1999年『King of the Bingo Game』でスクリーンデビュー。2004年の『Caroline, or Change』でトニー賞ミュージカル女優賞を受賞。2009年『プリンセスと魔法のキス』でティアナ王女の主役の声を担当し、初の黒人ディズニープリンセスとなる。功績に伴い、2011年にディズニー・レジェンドを受賞する。本作では、ケネスが最後まで信頼していたライフガードの担当者(声のみの出演)として、重要な役どころを演じている。

DIRECTOR & PRODUCER

デヴィッド・ミデル
(監督・脚本・プロデューサー)
インディペンデント スピリット/NAACP イメージ賞にノミネートされた映画製作者のデヴィッド・ミデルは、シカゴで障害のある子供や大人のためのセラピストとして働くことからインスピレーションを得てキャリアをスタートさせた。彼自身も自閉症スペクトラムの映画監督である。彼の作品は、社会で障害や精神的健康上の問題を抱える人々を含む最も弱い立場にある国民をどのように扱うかについて重要な問いを投げかけている。デビュー長編『NightLights』では、自閉症の兄弟を描き、2014 年に劇場公開、2015年にテレビで初公開され、エンターテインメント産業評議会のプリズム賞を含む数々の賞を受賞した。
モーガン・フリーマン
(製作総指揮)
アカデミー賞受賞俳優のモーガン・フリーマンは、アメリカ映画界で最も知名度の高い人物の一人である。フリーマンは、累計興行収入で世界的に最も成功した俳優の2位にランクインしており、彼の出演作品は累計で40億ドル以上の興行収入を上げている。2005年、フリーマンは『ミリオン・ダラー・ベイビー』での演技により、助演男優部門のアカデミー賞を受賞。また、1990年『ドライビング・ミス・デイジー』では、ゴールデン・グローブ賞の主演男優部門を受賞した。2010年、本作の製作総指揮ロリ・マクレアリーと共同設立した「Revelations Entertainment」によって製作された『インビクタス/負けざる者たち』では、ネルソン・マンデラ役の演技により、全米映画批評家協会賞の主演男優部門を受賞した。さらに、最優秀主演男優部門のアカデミー賞にノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞と放送批評家協会賞のノミネートも受けた。