STORY
2011年11月19日午前5時22分。双極性障害(躁うつ病)を患う黒人の元海兵隊員ケネス・チェンバレンは医療用通報装置を誤作動してしまった。その後まもなく、白人の警官が到着した。ケネスは緊急事態ではなく、間違いであると伝えたにも関わらず、警官には聞き入れてもらえない。家のドアを開けるのを拒むケネスに対して、警官は不信感を抱き、更には差別的な表現で侮辱し始める。そして、警官到着から90分後の午前7時、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれ、死亡する。何の罪も犯していないケネスは、なぜ警官に殺されなければならなかったのか。今こそ知るべき世界の実態がここにある。
REVIEWS
時間が経つほど、
フェイソンの演技に胸が張り裂けそうになる
――NEW YORK TIMES
撮影、編集、演技すべてによって、
恐ろしく、力強く、生涯忘れられないほどの名作
――WARDS RADAR
見事な作品に、
胸打たれ、誰しも観るべき価値がある物語
――ROGEREBERT.COM
撮わずか1時間23分の中に、
サスペンスと悲しみが詰め込まれた傑作
――A.V. CLUB
恐怖が一瞬一瞬を支配し、
フェイソンの素晴らしい演技に胸打たれる
――AUSTIN CHRONICLE
俳優たちの生々しい演技に目を奪われ、
心をかき乱されるストーリー
――FILM THREAT
観る者の血を沸騰させる
――CINEMOVIE.TV
2021年で最も強烈な映画
――BOSTON HASSLE
フェイソンの素晴らしい演技によって、
恐怖を誘う映画
――VARIETY
観終わった後も、観客の心を離さない
――NNPA NEWSWIRE
COMMENT
彼らは部屋にいただけで、玩具を持っていただけで、道を歩いていただけで殺される。
そんな真実の恐怖を、悲しみを、絶望をこの83分がリアルタイムで共有する。
社会は容易くは変わらない。だが、その第一歩は彼らの物語を知ることからはじまる。
ライター
緊迫が83分にわたって一度も解かれない。こんな映画観たことなかった。
作家・ジャーナリスト
疑心、偏見、傲慢さは豊かだったはずの想像力を毒薬に変え、法の番人たちは暴走する。
83分、ずっとずっと息苦しい。
けれど、絶対観なくてはいけない映画。
映画紹介人/お笑い芸人
その一部始終を再検証し、告発する衝撃作。
現実は異常だ。だが映画は信じられる――。
作り手の怒りと祈りが、画面に満ちていた。
物書き
感情は、それを正当化するための装飾に使われている。
精神科医
同質性の高い組織が暴走する時間を体感すると、その時間の短さに驚くが、
これは決してアメリカの、黒人差別の一つの事件に限った話ではない。
私たちの国に、こうした病巣がないと言えるだろうか。
ジャーナリスト
ブロードキャスター
映画宣伝ウォッチャー
誰が悪いのか。誰が間違えたのか。その背景に何があるのか。観終えてから考え続ける。
映画監督・作家